地域活動

当院の作業療法士が製薬会社にて講演を行いました♪

2021年1月21日、ヤンセンファーマ株式会社の社内勉強会において「統合失調症の薬物治療に対する作業療法士の視点、関わり方」と題して、当院の作業療法士がオンラインでの講演を開催いたしました。

【講師の髙杉優太(作業療法士)からのコメント】
今回、ヤンセンファーマ株式会社より、Web社内講演会の機会を頂きました。
統合失調症治療における、薬物治療は非常に大きな役割を持つと考えています。
しかし、現状、作業療法士をはじめとするコメディカルを対象とした薬物治療に関する情報交換、知識習得の場は多いとは言い難い状況でした。
そこで、統合失調症治療に関わっている作業療法士をはじめとするコメディカルが薬剤に関する必要な情報提供を受ける機会を得ること、また、精神科における作業療法士の役割について見識を深めて頂く機会を提供することを目的としてWeb講演させて頂きました。
内容は、「作業療法士の視点での”作業”の意味について」「臨床的リカバリー、パーソナルリカバリー」「薬物治療に関連して作業療法士が寄与できること」「心理的社会的アプローチについて(ストレスの要因とストレスコーピング、ソーシャルスキルトレーニング(SST)、心理教育、クライシスプラン)」などを中心にお話しさせて頂きました。
60分の講演時間の中で、伝え切れなかったこともあったと感じていますが、今回の講演を通して、作業療法士をはじめとするコメディカルと薬物に関して豊富な知識を持っておられるヤンセンファーマ株式会社の方々との、相互理解を深めるきっかけになればと思います。
また、専門職としての知識、技術を高めるとともに、多職種との情報共有を行い、より質の高いチーム医療が行えるよう研鑽していきたいと思います。