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 研修医制度
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 初期研修医制度(協力施設型)
■ 研修医の声
●倉敷中央病院   ジュニアレジデント2年   岡本 健太郎
 
 ももの里病院は笠岡市の市街地からやや離れた静かな山あいにある精神科病院です。倉敷市内からは自家用車で50〜60分程度かかります。普段研修している都市部の急性期病院を一旦離れ、いつもと異なる環境で一度研修をしたいとの考えがあり、この病院を選択させていただきました。
 これまでも精神科疾患を合併している患者さんを担当することは何度かありましたが、メインの治療対象は何らかの身体疾患であるという状況で精神科疾患に正面から向き合ったことはなく、精神科疾患の患者さんは実際どのような様子で入院あるいは通院しているのだろうと、期待と不安の入り混じった気持ちを抱いて研修が始まりました。初日、いきなり統合失調症症例の救急対応に立ち会わせていただくことになり、その独特の緊迫感が非常に印象深く残っています。一方で、慢性期の入院病棟では数十年入院されている患者さんもいらっしゃり、どこかのんびりとした雰囲気を感じることもありました。1か月研修させていただいている内に、これは当然のことなのですが、精神科疾患の患者さんといっても様々な方がおられると分かりました。当然何らかの身体疾患を合併する方もいて、これから身体科医になる自分も、精神科疾患の患者さんへの正しい対応をある程度知っておく必要があると感じました。
 研修は基本的に指導医の先生の診療を見学させていただくスタイルで、ポイントとなる事項や疑問点などよく教えていただきました。時には、指導医以外の先生方にも外来見学や講義などで教えていただきました。また、看護師、作業療法士、ケースワーカーなどのコメディカルの方々、事務などのスタッフの方々にも優しく接していただきました。院内だけでなく、施設往診や訪問看護などにも同行させていただき、充実した研修を送ることができました。
 実習期間は1か月と短かったのですが、その中で可能な限り精神科医療の様々な面を体験し学ぶことができました。これからの診療に是非とも役立てていきたいと思います。ご指導、本当にありがとうございました。

平成26年10月
●倉敷中央病院   ジュニアレジデント2年   上田 敦志

 私は、精神科の研修は田舎の落ち着いた環境にある、僕の中での『精神科病院』というイメージに合うももの里病院で行いたいと思い、ももの里病院での研修を希望しました。
 ももの里病院は高速のICからも近く、山の中にあるとはいえ、倉敷からだと車で50分以内には着く、非常に交通の便がいいところにあります。通勤は思ったよりも楽でした。
 研修は、指導医の先生が決まっており指導医の先生にはマンツーマンで、精神科の医療に関することから、プライベートなことまで、手取り足取り教えて頂き、今後医師として、一人の人間として生きていくうえで重要なことをたくさん教えて頂きました。また、指導医以外の先生方にも気さくに話しかけて頂きいろいろと構っていただきほんとうにありがとうございました。
 また、研修中は病棟以外でも、保健所での保健相談に同伴させて頂いたり、外来で予診をとらせていただいたり、訪問看護に同伴させていただいたり、心理の勉強をさせていただいたり本当に色々とさせていただきました。
 また、コメディカルの方々も、優しく接していただき、時には頼っていただき、楽しい時間を過ごさせて頂きました。本当に感謝しています。
 ももの里病院を研修した上で、『精神科医療は思っていたよりも気力を使うな』ということを感じました。患者さんの訴えを聞きながらも、どこかでは客観的な視点で患者さんの病状を把握しなくてはならず、その切り替えが難しく、特に最初のころは気疲れで、帰るとすぐに寝てしまっていました。その気持ちの切り替え方、精神科診療をする上でのマナーを学べたことは今後に大きく生かせると思います。また、精神科救急や外来で印象的な症例をたくさん経験させていただき勉強になりました。
また、倉敷中央病院のような急性期病院とは違った視点から、医師という仕事を考え直すことが出来たことは今後の自分の人生を考えていくうえでとても参考になりました。自分はまだまだ未熟で医師としては全然何の役にも立てないですが、1か月間ももの里病院で学んだことを今後の自分自身の診療に少しでも生かしていくことで、ももの里病院で皆さんからいただいたご厚意に少しでも報いることが出来たらと思います。本当にありがとうございました。

平成26年8月
●倉敷中央病院   ジュニアレジデント2年   鷲尾 康圭

 私は初期研修中に倉敷中央病院だけではなく、いろいろな視点から患者さんを診れるようになりたいと思いがあり、また病院だけで言えば岡山県内には他にも沢山ありますが、倉敷中央病院のような比較的市街にある急性期病院とは違った環境の中で、慢性期をじっくり見るような病院での経験を積みたいとの思いから、倉敷市や福山市から離れた山間にあるももの里病院での研修を希望しました。ももの里病院での研修は、当初は驚きの連続でした。今まで自覚症状や検査データの推移を見て回診していた自分にとって、患者さんが歩いて診察室まで来て、今の気持ちや心境を語り、それをカルテに写し取っていく、という精神科ならば当たり前(精神症状で状態を判断するため)のことが、とても新鮮でした。意思疎通は図れないことはよくあることで、話をしようとして面食らうという事は特別なことではありませんでしたが、毎回続けていくと、普段の何気ない会話の中に、患者さんが入院までに至る背景、生き方や考え方が時々垣間見えることがあり、静かな環境の中でじっくり時間をかけて信頼関係や状態を読みとっていくという精神科の醍醐味を見ることが出来たと思います。倉敷中央病院でも高齢者が入院中にせん妄となる方が多く、私の研修中にも前医でせん妄となり治療が難しくなったため転院搬送された患者さんが、入院環境が変わることでせん妄が日に日に良くなっていく経過を経験出来たことも大変勉強になりました。看護師や薬剤師などのコメディカルだけでなく、事務などのスタッフの方も大変優しく声をかけて頂き、研修中困るようなことはありませんでした。また、精神科は特殊な領域でよく分からない分野と正直なところ考えていましたが、ももの里病院の1ヶ月を通して、その敷居が少し下がり身近に感じるようになりました。1ヶ月のほんの短い期間でしたが、大変充実した時間でした。ありがとうございました。

平成26年1月
●倉敷中央病院 ジュニアレジデント2年目 古市 吉真

 1ヶ月という短い期間でしたが、精神科研修をももの里病院でさせていただきました。11月に研修させていただき、山里のすでに美しく色づいた山々が朝、夕、移動時間に自然を感じさせてくれました。倉敷中央病院では精神科を現在は必須の研修としています。昨年、精神科研修を選択する際、偶然隣にいらっしゃった一年先輩のK先生に、すごくよかったよと勧められ、この病院を選択しました。
 精神科の病院というと、閉鎖病棟を有し、どちらかというと暗く冷たい雰囲気がある印象を抱いていましたが、ももの里病院の雰囲気は非常にあたたかいもので、職員の方々も仲が良く、患者さんたちも日々をマイペースで過ごせている、そんな印象でした。アットホームというよりも、長期の方では人生のほとんどをこの病院の中ですごすので、それはもうホームなのかな、と感じ、そういった雰囲気と役割を十分に持っている病院でした。一人のてんかん患者さんが入院数日で「居心地がいい、マイホームのようだ」と発言していました。オーバーな発言でしたが、それも少しうなずけます。
 日常の病棟診療は、会話の中から紡ぎだす心療であり、先生によりそのスタイルは違いました。しかし、看護師やコメディカルの方々からの情報を得、そこから導く治療の方向性には大きな違いはないように感じ、看護師、コメディカルの方々の存在が特に大きいことも精神科の特徴だな、と感じました。軽症の方のリハビリ病棟があり、様々な症例を経験できたことも今回、ももの里病院で研修させていただけてよかった点だと感じています。精神科の魅力というものに気付かせていただいたところで研修は終了してしまったのですが、研修を通してやさしく面倒を見ていただいたY先生、お世話になったたくさんの先生方、看護師、コメディカルの皆さん、並びに事務職員の方々、本当にありがとうございました。
平成25年11月
●倉敷中央病院 ジュニアレジデント2年目 馬場智枝子

 ももの里病院で精神科研修をさせていただきました。名前の通り優しい感じのする病院です。建物は古いですが清潔だし、閉鎖病棟にもゲートボールや草野球のできるちょっとした中庭があります。デイルームから一歩外に出れば、ひまわりが背を伸ばし、ツバメが飛んでいました。恒例行事の職員による花火大会もあり、自分ひとりでは外に出るのが難しい全身状態の患者さんも、点滴棒と車椅子で、中庭に出て観覧されていました。こうしたことができるのは、広い敷地に加えて、たくましい看護スタッフと病院全体の雰囲気の良さと思います。ももの里病院では患者さんと医療者の距離も、医師、看護師、パラメディカル、精神保健福祉士間の距離も近く、担当にかかわらず、全員が全員の名前を覚えているのではないかと思われ、病床数は350床と多いにも関わらず、アットホームなところがあります。病棟での先生、看護師さん、患者さんとのやり取りはとても面白かったです。幻聴や思考化声は大事な症状ですが、自分に聴こえないためやはり全く見ていなかったと思います。「耳をすました」などの行動から幻聴を拾い、投薬し、治療効果を評価していく。評価の中心が検査や画像ではなく患者さんにあるオールドファッションな診療は心に残りました。右も左も分からない研修医でしたが、先生方をはじめ病院のスタッフの方々、そして患者さんに大変親切にしていただき、充実した研修を送ることができました。野菜がたくさんはいったヘルシーでおいしいお昼ごはんも大好きでした。本当にありがとうございました。
平成25年8月
●倉敷中央病院 ジュニアレジデント2年目 H. T.

 私は、倉敷中央病院ではできない経験を数多くしたいと思い、倉敷市から車で一時間ほどかかる山里の中にあるももの里病院を選択させていただきました。ももの里病院では、期待通りに、倉敷中央病院とは全く異なる雰囲気の中で研修させていただくことができました。ももの里病院では、PHSがかかってくることもなく、スタットコールの放送もかからず、救急外来の患者さんの対応に追われることもありません。朝は小鳥の鳴き声を聞きながら病棟の申し送りを聞き、昼はツバメの巣を見ながら回診をし、夜はカエルの鳴き声を聞きながら帰路につきます。倉中に比べて、時間の流れはゆったりに感じます。だからといって、決して暇というわけではありません。精神科では、患者さんの話を聞くことに十分な時間を取る必要があります。初診の患者さんの予診を取るために、一時間以上も患者さんと話をすることもありました。じっくりと時間をかけて患者さんと向き合うことができることが、精神科の醍醐味だと感じることができました。また、時間が空いたときには先生やコメディカルの方々が持ち回りで講義をしてくださったり、救急当番の日に当直に入り、精神科単科病院の夜間当直の雰囲気を味わうことができたのも貴重な体験です。施設往診や支援学校健診などのために院外施設に出かけることも、この病院ならではの経験であったと思います。何よりも、先生方や看護師の方々、その他コメディカルや事務の方々もとても親切で、いろいろと気にかけて下さり、研修中困った思いをすることもありませんでした。これまで、精神科や、あるいは田舎の病院で働くことはあまり考えたことはありませんでしたが、今回の研修を通じて、それらも自分の将来の選択肢の一つとして考えられるようになりました。一ヶ月間という短い期間でしたが、どうもありがとうございました。
平成25年6月
●倉敷中央病院 ジュニアレジデント2年目 木村 敦

 倉敷中央病院では、初期研修プログラム一環として、最低1ヶ月は外部の病院にて精神科研修を受けることになっています。いくつか候補となる病院はあったのですが、私は笠岡のももの里病院での研修を選択しました。他病院での研修プログラムを存じ上げないので単純な比較は難しいですが、私個人の意見としては、ももの里病院での研修は大変有意義であると感じました。まず、入院患者に関しては主に統合失調症・うつ病・認知症の方を担当させていただき、それぞれの症例に対するレポート作成や日々の回診を通して、各疾患の病態や治療のみならず、生育歴や家族関係・学歴等々、個々人のbackgroundにも迫ることが出来ました。また、統合失調症患者における妄想・滅裂思考・作為体験などの陽性症状や、うつ病患者における抑うつ気分・制止症状等、紙上だけでは理解し難い精神疾患の症状を実際に体感し、各疾患に対する理解をより深めることも出来ました。外来診療では、ある程度慣れた頃に初診で来た患者さんの予診を1人で取る機会を与えられました。初めてのことで多少緊張はしましたが、その後の診察に一緒に付かせていただいたことで、予診から初診に繋がる一連の流れを経験し、また初診後に外来主治医のfeedbackを得て患者の訴えの大本にある病態を推察することにより、精神科診療の醍醐味を味わうことができました。精神科専門病院での研修は今回が初めてでしたが、スタッフやコメディカル、事務の方々含めて皆さん温かく迎え入れてくださいました。この研修で得た物を今後の診療にも生かしていきたいと思います。
平成24年11月
●倉敷中央病院 ジュニアレジデント2年目 川本 裕介

 倉敷から高速道路で40分、一般道で1時間、周りを自然に囲まれたももの里病院で、2012年9月の1ヶ月間、精神科研修をさせていただきました。研修は、指導医の先生1名につかせていただいて一緒に病棟を回診したり、外来を見学させていただいたり、また断酒会に参加したり、訪問看護、施設往診にも同行させていただきました。また当直もさせていただき、ご指導いただきました。
 ももの里病院は比較的大きな病院で、さまざまな患者さんが入院されています。100人に1人罹患するといわれている統合失調症から気分障害、また高齢化社会で急速に増加している認知症や団塊の世代退職によって増加が懸念されているアルコール依存症等、疾患は幅広く、入院形態も任意入院から医療保護入院、措置入院とさまざまです。診療体制は主治医制ですが、それぞれの先生が閉鎖病棟から開放病棟、認知症までさまざまな患者さんを受け持たれており、隔離中の患者さんは主治医の先生だけで診るのではなく、各曜日ごとに診察する医師が決まっており、すべての先生で一緒に診ていくスタイルで、1日1回は必ず医師の診察があるような方法がとられています。そのため、指導医の先生の担当患者だけでなく、幅広く患者さんを診て学ぶことができました。
 ももの里病院はとてもアットホームな病院で雰囲気も良く、指導医としてつかせていただいた山下先生をはじめ、多くの先生方やスタッフの方々が折々、気遣って声をかけてくださり、とても楽しく有意義に過ごせました。また、つたない質問に対しても丁寧に答えてくださり、大変勉強になりました。1ヶ月間という短い研修期間ではありましたが、当直で診た緊急措置入院をはじめ、多くの貴重な経験が出来ました。ありがとうございました。
平成24年9月
●倉敷中央病院 ジュニアレジデント2年目 川J 雄大

 倉敷中央病院初期研修の一環として、平成24年5月の1ヵ月間研修させて頂きました。ももの里病院は岡山県南西部における精神科・心療内科専門の基幹病院であり病床数は366床、統合失調症や認知症、アルコール依存症、発達障害など幅広い精神疾患の総合的治療が行われており、併設のストレスケア病棟ではうつ病や不安障害などストレス関連障害の心療内科治療も行われています。自然に恵まれた立地で、穏やかな環境のもと日々の診療が行われています。
 研修は基本的には指導医の先生のもと、病棟回診や外来診察に参加します。病棟回診の際は、積極的に診察する機会を与えてくださいました。初期研修において精神科診療の経験はなく初めは戸惑うばかりでしたが、指導医の先生と併診し、ご指導して頂いていく中で患者様へのアプローチを自分なりに工夫できるようになってきたと思います。また精神疾患は薬物治療が主ですが、薬物の増減で症状が寛解していく様子を目の当たりにし非常に興味深かったです。薬物の十分な理解が必要であると痛感しました。
 外来診察においては、研修医はインテーク(予診)を担当させて頂くのですが、その後の診察で先生方がどのような訴えに着目し、治療介入していくのか一連の流れを経験することができ非常に勉強になりました。
 その他にも断酒会、訪問看護、作業所訪問、施設往診、デイケア見学など、今まで自分の中で不透明であった退院後の経過や社会復帰に関して知ることができ、多くの患者様と交流させて頂きました。また断酒会では患者様達の体験談をお聞きし、アルコールを断つ困難さやその苦悩を共有し、同じ意志をもつ仲間達と出会い交流していく場としての断酒会の重要さを痛感しました。
 先生方の診察を見学させて頂く中で、患者様への関わり方や治療方針、何より患者様との「呼吸」を学ばせて頂きました。また、スタッフの方々の患者様への接し方は学ぶことが多く、今後の自分の診察に生かせていけたらと思います。
 ももの里病院は笑顔の絶えない病院です。以前研修されている先生方も仰っているように、先生方をはじめスタッフの方々は家族のように仲が良く、よく気にかけてくださり分からないことも丁寧に教えてくださいました。名物である「笠岡ラーメン」に皆さんで連れて行ってくださったのも本当に楽しく良い思い出です。1ヶ月という研修期間はあっという間でしたが、このようなアットホームな環境で育ててくださったことに心から感謝しています。ありがとうございました。
平成24年5月
●倉敷中央病院 ジュニアレジデント2年目  荻野 真平

 2011年10月の1ヶ月間初期研修の一環として研修させていただきました。
 ももの里病院は笠岡に位置し、精神科で366床と比較的大きな病院です。周囲は自然に囲まれ、普段の急性期病院での研修とは違ってゆっくりとした時の中で研修を行うことができました。疾患も統合失調症、躁うつ病からアルコール依存症など幅広く、急性期から慢性期まで様々な症例を経験し、「こころ」の病気と向き合う1ヶ月となりました。
 急性期では、措置入院に関わるような症例に接することができ、また外来では病歴聴取から治療まで参加し、発症にいたるまでの経過や、患者への接し方、治療の介入まで色々と勉強させていただきました。短い期間でしたので治療効果を見ることはなかなか難しいですが、中には治療によって劇的に改善される方もいらっしゃって薬物治療の重要性を感じることができました。
 慢性期では、入院期間の長い患者の診察に関わる中で、最初は訴えがよく理解できなかったが、徐々に患者自身に考えや悩みが色々あることがわかり、またその考えや悩みをどうにかできずに苦しんでいる事がわかっていきました。疾患そのものだけでなく、社会的な面なども含めて治療介入していく難しさを痛感しました。
1ヶ月と短い期間ではありましたが、ここ「ももの里病院」での研修は自分にとって非常に貴重な体験となりました。日々医療に携わる中でつい「からだ」と「こころ」を切り離して「からだ」の異常ばかりに目を向けている自分を改めて見つめ直す事ができました。病気のストレスが「こころ」に影響を及ぼすのは当然であり、また逆のこともありえることがわかり、そういったところにも目を向けられる医師になりたいと感じました。最後になりましたが、この1ヶ月間指導医の先生をはじめとした先生方には、御多忙の中熱心に御指導いただき、またラーメン屋にも連れて行っていただき、本当に良くしていただきました。病院内のスタッフの方々も明るく声をかけて下さり、色々と御世話下さいまして、とても感謝しております。この場をお借りして厚く御礼申し上げます。
平成23年10月
●倉敷中央病院 ジュニアレジデント2年  高瀬 真知

 2011年3月1日から1ヶ月間,初期研修させていただきました。
 ももの里病院は、精神科で366床という専門病院としては比較的大きな病院で、岡山県南西部における精神科・心療内科専門の基幹病院として、広範な地域から患者様がいらっしゃいます。周囲を自然で囲まれた落ち着いた環境の中で、統合失調症・躁うつ病・適応障害・認知症・アルコール依存症・発達障害など様々な疾患の急性期から慢性期まで幅広い病態の方が入院されています。指導医のもとで、上記疾患の患者様を診させていただくことができました。疾患の性格上、短期間での病状の変化は小さいですが、1ヶ月研修させていただくとその変化をみることができ、治療の醍醐味を少しは味わえたように思います。また、アルコール依存症に対しては、入院治療に加えて断酒会があり、思っていた以上に多くの方が参加されていました。治療に至るまでの経緯や苦悩など様々な話を、患者様やご家族が発表されていました。実際、断酒会に足繁く通われて断酒を継続できている方がいらっしゃるとのことで、会の必要性を実感しました。
 外来では、診察の場を見学させていただきました。1ヶ月間外来見学させていただくと、同じ患者様の診察を複数回することができ、患者様の変化や治療に対する効果を実感することができました。治療経過は様々ですが、病状が良くなっていく患者様がいらっしゃると、「よかった」と嬉しく思いました。見学という形ではありましたが、外来の難しさを少しは垣間見れたように思います。
 その他、保健所相談や施設往診、作業所訪問、訪問看護にも同行させていただきました。そこでは病院を受診・入院する前の部分と退院してから後の部分をみることができました。保健所相談では入院の適否が検討され、入院治療にむすびつく場面に出会いました。作業所訪問では、作業所で働いている患者様・ご家族からの質問に医師が答えていて、かなり闊達な意見交換があり驚きました。訪問看護では訪問看護師と共に、日常生活や病状のこと、日常の服薬状況、患者様の健康状態などをきかせていただきました。こうしたことは外来だけではなかなか分からないため、必要であると感じました。
 お世話になった1ヶ月の間、指導医の先生はもちろんのこと、病院長をはじめ院内のすべての先生方が本当に気をくばってくださっていて折々に声をかけてくださり、また、質問にも気軽に答えてくださいました。この場を借りて御礼申し上げます。また、看護師、薬剤師、療法士、心理士、その他スタッフの方々も本当に親切な方ばかりで院内で所在なげになることはありませんでした。本当にありがとうございました。
平成23年3月
●倉敷中央病院 ジュニアレジデント2年目 松窪 将平

 研修拠点病院である倉敷中央病院にはないものが全てある。それがここ「ももの里病院」だと思います。倉敷と福山のほぼ中間に位置し交通アクセスに恵まれた場所ですが、病院はのどかな山間にはさまれた川辺にあり、今までの研修とは異なる時間の流れが迎えてくれます。
 研修内容もまた別な意味での充実を感じました。今までは身体科が中心で「身体の異常を察知すること」が大切でしたが、精神科では「心の異変に気付き、受け止める」ことが要求されます。外来初診のインテーク(病歴聴取)に研修医はあたりますが、そこでもゆったりと患者さんのペースに合わせて話を伺うところは、時間に追われて病歴聴取を行う身体科救急とは異なる醍醐味があります。その一方で病識を持ち合わせず、自傷他害の恐れから精神保健福祉法上の措置入院・医療保護入院の適応を決定するなど、法の代理人となる側面もここ、ももの里病院の研修ではしばしば垣間見ることができます。疾患群も成人に限られるとはいえ、統合失調症、双極性障害、アルコール依存症、適応障害、神経梅毒(初診)など様々。他にも断酒会の集いや訪問看護、ケースワーカー、OTなどいろんな職種の方と精神科との関わりを見ることもあります。
 精神科を進路の途上に見据えている人もいない人も、ここには興味の有無を越えた精神科特有の醍醐味を体験できます。また、指導に当たる先生方もその疾患のメカニズムとリアリティーを熱心に教えてくださいます。病院全体にも「一体となって働こう」というどこか家族的で牧歌的な環境と雰囲気があり、まさに魅力的です。1ヶ月間の限られた研修期間でも充実した日々が過ごせると思います。最後になりますが、1ヶ月間の研修受け入れに関して先生・コメディカル・事務の方々に、お世話になったお礼を申し上げます。
平成23年1月
●倉敷中央病院 ジュニアレジデント2年目 内田 雄一郎

 初期研修の中の精神科研修として、一ヶ月間ももの里病院で勉強させていただきました。
 研修開始前、精神科疾患は今まで扱ったことがなく、精神科の患者さんに触れたのも学生実習の数日間以来であったため、どのような研修になるのか少し想像しにくいところがありました。実際に、精神科診療は今まで経験してきた内科や外科の診療とは異なるところが多々ありましたが、ももの里病院で研修した他の研修医の先生も言われているように、病院全体が非常に温かく働きやすい雰囲気であったため、なにかすんなりとなじむことが出来たように思います。患者層も統合失調症を中心に認知症、うつ病、双極性障害等々幅広く経験することができました。毎週のカンファレンスも先生方の率直な意見を伺うことができて勉強になりました。病棟、外来以外にもデイケア、患者訪問など関連する事柄を広く経験することができました。また場所柄周囲に自然が多く、季節も紅葉の時期であったこともあり美しい風景を堪能しながら仕事をすることが出来たため、なんだか癒されながらの研修となりました。思い返して残念だったのは、給食に酢の物が多くてたくさん残してしまったことくらいです。(栄養士さんすいませんでした。)
 僕は今後外科にすすむつもりなので、精神科疾患の華々しいepisodeを目にすることは少ないかもしれません。しかし、精神科疾患はとてもcommonな疾患であるため合併症として持ち合わせている患者さんに必ずたくさん出会うと思います。この一ヶ月で学んだ事を今後にも活かして行きたいです。一ヶ月間本当にありがとうございました。
平成22年11月
●倉敷中央病院 ジュニアレジデント2年目 尾谷 智史

 2010年9月から1ヶ月間、初期研修として研修させていただきました。
 車通勤となり倉敷から下道で1時間程の場所ですが、2号線や高速が近く交通の便は良かったので距離は苦になりませんでした。バイパスが近いとはいえ、自然に囲まれた土地で祖父母の家に来たような感覚になりました。
 研修内容ですが、基本的にオーベンとペアになり共に行動する中で指導していただきます。オーベンとなる先生は初期研修制度を経験されているので、自身の体験を踏まえて時間が漫然と過ぎないよう工夫されています。病棟回診では患者さんと話す機会を多く作っていただけましたし、医療保護入院、措置入院となるまでの過程を見学させていただいたりしました。
 外来見学では、診療を見学するだけでなく初診の病歴聴取をさせていただいたりしましたし(30分〜1時間かけて聴取しますがこれほどじっくり時間をかけて話を聞くのは初めてでした)、オーベン以外の先生の外来の際でも、まめに話しかけてくださり丁寧にご指導いただけました。統合失調症の方から躁鬱病、認知症の方まで幅広く診療されておりバランスよく学ぶことができたように思います。
 他には断酒会やデイケアに参加したり、訪問看護、保健所への相談に同行したりと、できるだけ多くの体験をできるよう配慮していただけます。1ヶ月に2日程当直に入り精神科救急を体験する貴重な機会もあります。精神科の特徴上、ケースワーカーの方や臨床心理士、OTの方など様々な職種の方と接する機会がふんだんにあり、よい経験になりました。またよく晩御飯に連れて行っていただき、お世話になりっぱなしでした。
 非常に充実した研修を送ることができたように思います。ありがとうございました。
平成22年9月
●倉敷中央病院 ジュニアレジデント2年目 中井 秀和

 2010年7月の1ヶ月間、初期研修で精神科研修させていただきました。
 まず、誰しも研修意欲に満ち溢れていても、病院まで遠かったらやる気も減退してしまいますよね。私は倉敷からの通勤で、朝は強くない方でしたが、ももの里病院は比較的立地条件に恵まれ、高速道路やバイパスから近くアクセスに恵まれた病院であったため、特に問題なく研修ができました。実際、先生方の多くは岡山、倉敷、福山から通勤されていました。
 同時に交通アクセスが恵まれているため、主に広島県福山から岡山県西部の患者さんが受診され、統合失調症、躁うつ病、認知症をはじめとする緊急性の高い救急疾患や慢性期疾患、アルコール依存性障害、発達障害など様々な疾患を経験することが出来ました。
 また、職場での人間関係はうまくやれないとうつ病発症のリスクファクターになり、精神科医の不養生となってしまいます。しかし、ももの里病院の先生方、スタッフのみなさんは、非常に親切でアットホームな雰囲気なので、人と人との繋がりや温もりを感じながら伸び伸びと研修することが出来ると思います。 
 入院病棟は、主にオーベン制であり、一人一人の経過をじっくりと学ぶことが出来ました。もちろん、入院病棟でもオーベン以外の先生と診療し、夜間当直や外来でもご指導いただきました。その他に、デイケア、往診、断酒会、保健所などでも研修を行うことが可能です。
 余談ですが、笠岡と言えば「カブトガニ」と「笠岡ラーメン」が有名です。仕事を終えてオーベンの先生方との笠岡ラーメンが最高でした。
 楽しいことは一瞬で終わってしまうとはいいますが、ももの里病院での一ヶ月は非常に短く、光陰矢の如しとはまさにこのことでした。研修が終わってしまうのは残念ですが、同時に中身の詰まった研修をさせていただいたことに感謝の念でいっぱいです。本当にありがとうございました。
平成22年7月
●倉敷中央病院 ジュニアレジデント2年目 古出 隆大

 はじめまして。2010年5月に初期研修として1ヶ月研修させていただいた古出隆大です。
 ももの里病院の第一印象は、先生方はもちろんスタッフの方々がとても親切で、温かい雰囲気の病院だと思いました。
 入院病棟では急性期の統合失調症や気分障害、認知症、アルコール依存症など、外来では人格障害や気分障害、慢性期の統合失調症、発達障害など多岐にわたる興味深い症例をたくさん診させていただきました。夜間救急当直も入らせていただくことができ、救急疾患についても学ばせていただきました。
 研修のスタイルが、1ヶ月間1人の先生に帯同して病棟や外来をまわるため、精神疾患にたいして一連の考え方を学ぶことができ、とてもわかりやすく教えていただきました。また、デイケア、作業療法などの院内施設や訪問看護、施設往診、保健所相談など院外施設への見学もたくさん行かせていただき、社会で暮らす精神病患者さんの退院後支援や自立支援について学ばせていただきました。
 1ヶ月間、先生方ならびにスタッフの方々にはとても親切にしていただき、とても有意義な精神科研修をさせていただけたことを心からお礼申し上げます。
平成22年5月
●倉敷中央病院 ジュニアレジデント2年目 堀川 林

 初期研修として1ヶ月間研修させていただきました。ももの里病院は穏やかな土地にあり、敷地が広く300床を越える病院ですが、非常にアットホームな雰囲気です。急性期および慢性期の統合失調症、気分障害、認知症、アルコール依存症など症例は非常に幅広く、初期研修として主要精神科疾患をしっかりと学ぶことが出来ました。
 病棟ではオーベン制であったため患者さんを1ヶ月通して診ることができました。またデイケア見学やレクチャーもあり、あらゆる角度から患者さんのケアを学ぶことができました。
 外来見学も頻回にさせていただきました。心療内科領域も含め患者さんは多く、新患インテークも担当させていただき勉強になりました。1ヶ月通して見学できたため外来での患者さんの経過も体感できました。その他にも訪問看護、施設往診、保健所相談など院外見学もたくさんさせていただき、退院後支援や地域医療との連携を知ることができました。
 1ヶ月間、先生方をはじめスタッフの皆さんにはたくさんご配慮頂き、充実した研修ができました。スタッフの皆さんのあたたかさ、症例の幅広さ、じっくり研修できる適度な忙しさから、ももの里病院で精神科初期研修は非常に充実した1ヶ月間でした。
平成22年3月
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